ザンジバルにいるときは、ほぼデイリーでザンジバル中央市場に通っています。
毎年、お正月に市場の風景を撮るのも恒例で、いつもならこんな感じの風景で新年が始まるのですが、
市場は、昨年の11月から修理中で、周りがぐるりとトタンに囲まれていて、トタンの外にごちゃごちゃにお店屋さんが並ぶ状態が続いています。
あいかわらずのポレポレペースですが、革命記念日(1月12日)には間に合わせるつもりかな?と期待している今日この頃です。
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そういえば、2年前の年末に突然崩れ落ちてしまった驚嘆の家(ハウス オブ ワンダー)は、いまだにフェンスで覆われたままで、修復作業がどのように進んでいるのか謎のまま。
この美しいゴールデンシャワー(黄色い花)や、ホウオウボク(赤い花)の後ろに、大きな時計台のある驚嘆の家がそびえたつ姿がとても美しく、ザンジバルらしかったのですが・・・。
ザンジバルはタウン自体が世界遺産に指定されているので、修復中の市場も世界遺産の建造物の1つです。
普段の生活に活用されつつ、残されているのはとてもすばらしいことと思いますが、歴史的建物を、長く保存し続けるというのは大変なことですね。
普段から見慣れているザンジバルの風景も、こうした修復作業に従事する人たちのおかげと、あらためて感謝の気持ちがわく2023年1月です。
2023年1月10日
島岡由美子
2023年2月8日追記
ザンジバル市場の修復工事、1月下旬に完了!
やっとトタンの囲いもなくなり、おなじみのお店も定位置に戻ってきて、すっかり日常に戻りました。
ザンジバルは、ストーンタウン全体が世界遺産で、ザンジバル市場自体も観光スポットの1つなのですが、このように昔ながらの面影を残した建物のまま、市民が普通に買い物できるのはいいところだなって思います。
たぶん、ザンジバルの人たちは、観光に関わっているごく一部の人たちをのぞいて、この市場も世界遺産エリアであるなんてことは、ほとんど意識していないと思われます。
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過去にも何度か、屋根の修繕はおこなわれていましたが、こんなに本格的に内部まで修繕工事が、しかも長くおこなわれたのはなかったので、これでまた世界遺産が長く保たれて、一般の人にも使用されながら、観光の人たち楽しんでもらえるのはいいですね。