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ラマダン2015(断食月)、明けまして、おめでとう!

日本は、海の日の連休ですね。
ザンジバルでは、ラマダン(断食月)が7月18日に明け、4日間のお祭りに入っています。
ラマダン明けは、モスレムにとっては新年、日本のお正月と同じような位置づけです。
ご近所、親戚、友人知人の家に挨拶に回るのも同じなら、各家庭では来客に備えて、お菓子やピラウ(肉やジャガイモ、玉ねぎなどの炊き込みご飯)などを用意するのも同じ。
子どもたちには、お年玉を用意するのも同じです。

【ラマダン明けのあいさつ】
日本のお正月には、
「明けましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願いします」
という特別のあいさつがあるように、ここにもラマダン明けの決まり文句があり、
「バラカトゥライディ」
「ミナルライディーナ」
という言葉を交わしあいます。

【我が家の恒例行事】
我が家は、ラマダン明けの初日ではなく、2日目にピラウをたっぷり炊いてふるまうのが、我が家の恒例の行事として定着しています。漁業、運送や柔道の面々も集まるので、とてもにぎやかです。大勢で食べる食事は美味しいですよね。 
今回のピラウは、お米6㎏に肉4㎏、ジャガイモ3㎏、玉ねぎ3㎏に、クミン、シナモンといった香辛料もたっぷり使って炊きあげました。
ピラウは、大きなお盆にのせて出し、人々は、ゴザの上に座って、数人ずつのグループになって、右手で食べます。

大量のピラウを炊く日には、25年来の友人ファトゥマさんが、助っ人に来てくれるので、安心です☆

【ラマダン明けのお年玉】
ラマダン明けは、子どもたちもわさわさとやってきます。
近所の子もいれば、友人の子たちもいれば、まったく知らない子たちもいます。
子どもたちは普段よりもうんとおめかししてやってきて、一通りあいさつを交わしたり、お菓子を食べたりした後は、みな一様に、
「お年玉ちょうだい」
といった雰囲気を思い切り醸し出しています(笑)

【お菓子は、ケーキが一番人気】
おもてなし用に、各家庭で、お菓子も用意します。
お菓子は、ビスケット、ドーナッツなどいろいろありますが、なんといっても、ケーキが一番人気なので、我が家では、今年も、アフリカフェ入りのコーヒーケーキを焼きました。
アフリカフェは、細かいパウダー状のインスタントコーヒーなので、ケーキの生地にそのまま練り込んで使えて便利です。
お菓子には、濃いコーヒーをちょっぴり出すのも、ザンジバル風のおもてなしの1つ。お菓子を食べるときには、紅茶ではなく、必ずコーヒーなのだそうです。

☆写真の左上にちらっと写っているのは、ライブータンという、食感や味がライチに似ている果物で、スワヒリ語では「ショキショキ」と呼ばれています。
年に二回、短い期間しか出回らないこともあって、人気の果物の1つです。
【子供にとってのラマダン(断食)】
ラマダン明けの初日は、本当に子どもたちもうれしそうないい笑顔であいさつ回りをしていますよ。もう断食もしなくていいし、朝からお菓子が食べられるし、お年玉ももらえるのですから☆ やっぱり、子どもたちにとって、ラマダン(断食月)は、大人よりずっと、のどの渇きや、おなかが減ることを我慢するのはつらいと思いますので、ラマダンが明けた開放感も、ひとしおなのでしょう。
初日にやってきたアブドルラザックは、顔をすりむいていたので、「どうしたの?」とたずねると、おなかがすいて、目が回って倒れてしまったときに顔をすりむいてしまったとか。
やっぱり、子どもにとって、ラマダンは大人以上の試練や我慢なんだなって感じました。
 今年は、チョッキまで着て、うんとおしゃれに決めてきたイッサーは、クラスで一番小さいそうです。
来年は、背がぐんと伸びているといいね。

【ふだん会っている人たちと、新鮮な気持ちであいさつを交わす日】

ふだん会っている人たちであっても、日本の大晦日と新年の一日の違いで、全く違ったあらたまった気持ちや、新鮮味がわくのと同じく、こうしてラマダン明けに笑顔で会えること自体に、新鮮味を感じています。
そして、それができるのは、お互いの健康あってこそできること、毎年恒例の行事を、家族や友人知人たちといった、大切な仲間たちと一緒に過ごせるのは本当に幸せなことと、みんなが帰った後に、しみじみ感じているラマダン明け2015です。
                       by島岡由美子

「ラマダン2015(断食月)、明けまして、おめでとう!」への3件のフィードバック

  1. バラカさん、明けましておめでとうございます!
    香辛料たっぷりのピラウ、とっても美味しそうですね。コーヒーケーキも。こちらまで香辛料やコーヒーの香りが漂ってきそうです♪
    そちらにもお年玉の習慣があるのですね。こども達には待ち遠しい&楽しいラマダン明けですね。
    素敵な笑顔がいっぱい!

  2. ☆ハリーマさん、ジャンボ!
    ザンジバルは香辛料の島としても有名なので、一般家庭でも、良質なスパイスをふんだんに使って料理をしています。
    ピラウは、ほんとうにたっぷりと香辛料を入れますよ。最初のころは、こんなに香辛料入れるの?と驚いたものです。
    コーヒーケーキも、アフリカフェを使うと、簡単で風味もよく出るので、毎年焼いています。
    家庭によって、レーズンを入れたり、生のオレンジをしぼって生地に入れたりして凝っていますよ。
    ただし、生クリーム、バタークリームなどのクリームで飾ることは一切なし。デコレーション人は、粉砂糖を使ったアイシングのみ。
    暑い国だから、クリームはすぐにいたんでしまいそうです。
    ということで、けーきといっても、焼きっぱなしのマーブルケーキとか、カステラの感じです。

  3. ☆ハリーマさん☆子供たちにとってラマダン明けのお年玉は、それはもう楽しみでしかたないぐらい楽しみだと思います。 なんといっても、この日から断食しなくていいのですから、ほんとうに晴れやかな笑顔でやってきますよ☆

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