9月15日、タンザニアが誇るマラソンランナー、アルフォンス・シンブ選手の、世界陸上@東京2025 優勝!の朗報が飛び込んできました!
その後、日本の友人が、「ラストがすごかったよ!」と、テレビの録画を送ってくれたのを見ましたが、シンブ選手は、競技場に入って最後の直線コースで追い上げて、逆転優勝というドラマチックな勝ち方でしたね。
2時間以上走り切ったあとで、追い上げて逆転するなんて、精神力もすごいです、心から尊敬します。
逆に最後の最後に、しかも同タイムで写真判定で2位になってしまった選手の悔しさも、どれほどのものでしょうか・・・
まさに勝負ですね。それぞれに、感動します。


<フランシスコーチの愛弟子>
シンブ選手は、故フランシス陸上コーチが少年時代にその才能を見出し、手塩にかけて育てた選手。フランシスコーチとは、2002年にコモンウェルス大会で柔道が初めて選ばれてタンザニアチームとしてマンチェスターに行ったときに、陸上コーチとして選手を連れてきていた時から、ざっくばらんな性格と若手育成に心血注ぐ姿に、島岡会長と意気投合、そこからは、種目(柔道と陸上)や住んでいる場所(ザンジバルとアリューシャ)は違えど、互いに連絡を取り合う仲でした。
大勢の選手たちを育ててきたフランシスさんの最後の愛弟子だったシンブ選手は、2021年の東京オリンピックで7位、大迫選手と6位争いをした選手として日本でも注目を集めました。
シンブ選手とは、オリンピックの翌年2022年に一緒に長井マラソンに行ったときに初めて会いましたが、とても礼儀正しく、フランシスさんを父親のような存在とリスペクトしていた好感度の高い選手で、今でも連絡を取り合っています。
たくさんの国際大会に出ていますが、今回も、シンブ選手から、「世界陸上に出るため日本に行ってきます」と、島岡会長に電話があったばかりだったので、今回の世界陸上優勝の吉報は、本当にうれしかったです。 もちろん、誰よりも、今は亡きフランシスコーチが、喜んでいることでしょう。



「みんな~、シンブ選手が世界一になりましたよ~!」
<今年も、タンザニアチーム、長井マラソン2025に出場します>
ちょうど世界陸上がおこなわれていたころ、ザンジバルで開催されている軍隊&警察スポーツ大会に、長井マラソンに出場する選手たちのうち3選手&コーチがアリューシャから来たので、応援がてら顔合わせをしました。

ザンジバルの国立競技場には、以前に長井マラソンに出た選手たちもいて、なつかしい再会をしました!



昨年長井マラソンで優勝し、新記録も樹立したスレ選手(黄色いシャツ)は、今年の4月のサンパウロマラソンで自己タイムを更新して優勝しました!長井マラソンでもがんばって2連覇目指します!
と嬉しそうに写真を見せてくれました。

スレ選手はもちろん、タンザニアチーム全員、長井マラソンでも良い走りを見せてほしいです。
とまあ、こんな感じでザンジバルでおこなわれていたタンザニア軍隊&警察大会の最中に、シンブ選手の世界陸上金メダルの朗報が舞い込んだので、俄然士気があがりました。
シンブ選手自身も2022年の長井マラソンに出場していますので、今年長井マラソンに参加する面々にとっても、シンブ選手の世界陸上優勝という吉報が、すごく力になったのを感じました。
シンブ選手に続く、タンザニア陸上選手たちのがんばりに期待しながら、今年も10月に、タンザニアチームと一緒に、長井市に行ってきます。
長井マラソンは、世界陸上公認のマラソンコースです。
10月19日が、マラソン日和となり、タンザニア勢も日本の皆さんもコンディションよく走れますように
島岡由美子
★シンブ選手も活躍した 長井マラソン2022の様子は
★長井マラソン2023 この便りの中で、シンブ選手を育てたフランシスコーチのことを紹介しています。
★長井マラソン2023もタンザニア勢、大活躍でした
★長井マラソン2024は、長井市制70周年記念でもりあがりました。
長井市ってどんなところ?と思った方は、こちらをどうぞ。
長井市さんとは、日タンの柔道交流もしています。
野球&文化交流でも、たくさんの思い出ができました
シンブ選手は、大阪マラソン2023でも大活躍!